[名言・格言集]夏目 漱石(小説家、評論家、英文学者)

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はじめに

当ページは、古今東西のあらゆる偉人たちの名言・格言を集約しております。

真の名言に解説など不要。私個人の意見などなおさらだと思っている。かと言って、一つの言葉だけでは発言者の真意を汲み取るのは難しい。

そこで、紹介する名言の「順番」に私の思いを込めてみた。

発言者の信念、それを実現するための方法論・哲学、過程の努力、その結果で得た誇り、新たな野望、独特な人生観、未来に託す希望・・・

そんなストーリーを想像しながら、人物像を掴み、生きたメッセージとして受け取る。素敵な言葉たちを、よく噛んでよく味わって、心の栄養として蓄える。

ここを、そんな場所にしてまいります。

-小説家、評論家、英文学者-
夏目漱石

基本プロフィール

生年月日:1867年2月9日
死没:1916年12月9日

ざっくり人物紹介

「吾輩は猫である」を雑誌「ホトトギス」に発表し、評判となる。その後、「坊っちゃん」や「三四郎」、「こころ」などを執筆し、作家としての地位を確立した。

世界にも広く紹介されている、日本の巨匠。

 

-夏目 漱石-
名言・格言集

 

自らを尊しと思わぬものは奴隷なり。


 

自己を捨てて神に走るものは神の奴隷である。


 

その一人の人は、人間全体を代表していると同時に、その人一人を代表している。


 

人間の目的は生まれた本人が、本人自身のためにつくったものでなければならない。


 

自分のしている事が、自分の目的(エンド)になっていない程苦しい事はない。


 

自分の好きなものは必ずえらい人物になって、きらいなひとはきっと落ちぶれるものと信じている。


 

人間は自分の力も自分で試してみないうちは分かりません。やれるだけやってみないと、自分で自分に見当のつかないものなのです。


 

私は常からこう考えています。第一に貴方がたは自分の個性が発展できるような場所に尻を落ち付けべく、自分のぴたりと合った仕事を発見するまで邁進しなければ一生の不幸であると。


 

おれの進むべき道があった!ようやく掘り当てた!こういう感投詞を心の底から叫び出される時、あなたがたははじめて心を安んずることができるでしょう。


 

君は山を呼び寄せる男だ。呼び寄せて来ないと怒る男だ。地団駄を踏んでくやしがる男だ。そうして山を悪く批判する事だけを考える男だ。なぜ山の方へ歩いて行かない。


 

あせってはいけません。ただ、牛のように、図々しく進んで行くのが大事です。


 

僕は十年計画で敵をたおすつもりだったが、近年これほど短気なことはないと思って百年計画にあらためました。百年計画なら大丈夫。誰が出て来ても負けません。


 

死ぬまで進歩するつもりでやればいいではないか。


 

ああ、苦しい。今、死にたくない。


 

乗り切るも、たおれるのも、ことごとく自力のもたらす結果である。


 

君、弱い事を言ってはいけない。僕も弱い男だが、弱いなりに死ぬまでやるのである。


 

のんきと見える人々も、心の底をたたいてみると、どこか悲しい音がする。


 

前後を切断せよ、みだりに過去に執着するなかれ、いたずらに将来に未来を属するなかれ、満身の力を込めて現在に働け。


 

運命は神の考えることだ。人間は人間らしく働けばそれで結構だ。


 

真面目に考えよ。誠実に語れ。摯実に行え。汝の現今に播く種はやがて汝の収むべき未来となって現わるべし。


 

真面目とはね、君、真剣勝負の意味だよ。


 

私は冷かな頭で新らしい事を口にするよりも、熱した舌で平凡な説を述べる方が生きていると信じています。


 

自由な書を読み、自由な事を言ひ、自由な事を書かんことを希望いたし喉。


 

馬は走る。花は咲く。人は書く。自分自身になりたいが為に。


 

職業というものは要するに、人のためにするものだ。ということに、どうしても根本義を置かなければなりません。人のためにする結果が己のためになるのだから、元はどうしても他人本位である。すでに他人本位であるからには、種類の選択分量の多少すべて、他を目安にして働かなければならない。


 

人間はね、自分が困らない程度内で、なるべく人に親切がしてみたいものだ。


 

もし人格のないものが無闇に個性を発展させようとすると、他を妨害する。権力を用いようとすると、濫用に流れる。金力を使おうとすれば、社会の腐敗をもたらす。随分危険な現象を呈するに至るのです。


 

古い道徳を破壊することは、新しい道徳を建立する時にだけ、許されるのです。


 

表面を作る者を世人は偽善者という。偽善者でも何でもよい。表面を作るという事は内部を改良する一種の方法である。


 

時代の風潮、自分を取り巻く環境、さまざまな価値観、それらを正しく見きわめ、自分の判断で行動できるのは、どこにも属さない「迷子」だけだ。


 

自分の弱点をさらけ出さずに人から利益を受けられない。自分の弱点をさらけ出さずに人に利益を与えられない。


 

金は大事だ、大事なものが殖えれば寝る間も心配だろう。


 

ある人は十銭をもって一円の十分の一と解釈する。ある人は十銭をもって一銭の十倍と解釈する。同じ言葉が人によって高くも低くもなる。


 

金を作るにも三角術を使わなくちゃいけないというのさ。義理をかく、人情をかく、恥をかく、これで三角になるそうだ。


 

世間の批評家やなにかに対して後悔する必要はあるまい。


 

恐れてはいけません。暗いものをじっと見つめて、その中から、あなたの参考になるものをおつかみなさい。


 

人間は角があると世の中を転がって行くのが骨が折れて損だよ。丸いものはごろごろとどこへでも苦もなしに行けるが四角なものは転がるに労が折れるばかりじゃない。転がるたびに角がすれて痛いものだ。


 

四角の世界から常識と名のつく一角を摩滅して、三角のうちに住むのを芸術家と呼んでも良かろう。


 

あらゆる芸術の士は、人の世をのどかにし、人の心を豊かにするがゆえに尊い。


 

色を見るものは形を見ず、形を見るものは質を見ず。


 

世の中に片付くなんてものは殆どありゃしない。一遍起った事は何時までも続くのさ。ただ色々な形に変るから、他にも自分にも解らなくなるだけの事さ。


 

ナポレオンでもアレキサンダーでも、勝って満足したものは一人もいない。


 

離れればいくら親しくってもそれきりになる代わりに、いっしょにいさえすれば、たとい敵同士でもどうにかこうにかなるものだ。つまりそれが人間なんだろう。


 

嫌な女も好きな女もあり、その好きな女にも嫌なところがあって、その興味を持っている全ての女の中で、一番あなたが好きだと云われてこそ、あなたは本当に愛されているんじゃありませんか?


 

女には大きな人道の立場から来る愛情よりも、多少義理をはずれても自分だけに集注される親切を嬉しがる性質が、男よりも強いように思われます。


 

嬉しい恋が積もれば、恋をせぬ昔がかえって恋しかろ。


 

全ての夫婦は新しくなければならぬ。新しい夫婦は美しくなければならぬ。新しく美しき夫婦は幸福でなければならぬ。


 

細君の愛を他へ移さないようにするのは、夫の義務である。


 

愛嬌というのはね、自分より強いものを倒す柔らかい武器だよ。



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