[名言・格言集]三島 由紀夫(小説家・劇作家・評論家)

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はじめに

当ページは、古今東西のあらゆる偉人たちの名言・格言を集約しております。

真の名言に解説など不要。私個人の意見などなおさらだと思っている。かと言って、一つの言葉だけでは発言者の真意を汲み取るのは難しい。

そこで、紹介する名言の「順番」に私の思いを込めてみた。

発言者の信念、それを実現するための方法論・哲学、過程の努力、その結果で得た誇り、新たな野望、独特な人生観、未来に託す希望・・・

そんなストーリーを想像しながら、人物像を掴み、生きたメッセージとして受け取る。素敵な言葉たちを、よく噛んでよく味わって、心の栄養として蓄える。

ここを、そんな場所にしてまいります。

-小説家・劇作家・評論家-
三島 由紀夫

基本プロフィール

生年月日:1925年1月14日
死没:1970年11月25日

ざっくり人物紹介

本名は平岡 公威(ひらおか きみたけ)。
戦後の日本文学界を代表する作家の一人。

『Esquire』誌の「世界の百人」に選ばれた初の日本人であり、ノーベル文学賞候補にもノミネートされ、国際放送されたTV番組に初めて出演した日本人でもあり、海外でも広く認められた作家だった。

晩年は政治的な傾向も強くなり、自衛隊の体験入隊を経て、民兵組織「楯の会」を結成した。バルコニーでクーデターを促す演説をした後、最後は割腹自殺を遂げた。

文学界のみならず、政治運動にも多大な影響を残した。

-三島 由紀夫-
名言・格言集

男性は、安楽を100パーセント好きになれない動物だ。また、なつてはいけないのが男である。

 

世界が必ず滅びるといふ確信がなかつたら、どうやつて生きてゆくことができるだらう。

 

生きることが難しいなどといふことは何も自慢になどなりはしないのだ。

 

やたらと人に弱味をさらけ出す人間のことを、私は躊躇なく「無礼者」と呼びます。

 

何のために生きてゐるかわからないから生きてゐられるんだわ。

 

何か、極く小さな、どんなありきたりな希望でもよい。それがなくては、人は明日のはうへ生き延びることができない。

 

空虚な目標であれ、目標をめざして努力する過程にしか人間の幸福が存在しない。

 

天才というものは源泉の感情だ。そこまで堀り当てた人が天才だ。

 

好奇心には道徳がないのである。もしかするとそれは人間のもちうるもっとも不徳な欲望かもしれない。

 

人間はあやまちを犯してはじめて真理を知る。

 

事件に直面して、直面しながら、理解することは困難である。理解は概ね後から来て、そのときの感動を解析し、さらに演繹して、自分にむかつて説明しようとする。

 

人間に忘却と、それに伴う過去の美化がなかったら、人間はどうして生に耐えることができるだろう。

 

決定されているが故に僕らの可能性は無限であり、止められているが故に僕らの飛翔は永遠である。

 

もし、われわれが生の尊厳をそれほど重んじるならば、どうして死の尊厳をも重んじないわけにいくだらうか。いかなる死も、それを犬死と呼ぶことはできないのである。

 

男が女より強いのは、腕力と知性だけで、腕力も知性もない男は、女にまさるところは一つもない。

 

ユーモアと冷静さと、男性的勇気とは、いつも車の両輪のやうに相伴ふもので、ユーモアとは理知のもつともなごやかな形式なのであります。

 

真の危険を犯すものは理性であり、その勇気も理性からだけ生れる。

 

男の虚栄心は、虚栄心がないやうに見せかけることである。

 

嫉妬こそ生きる力だ。

 

男の世界は思ひやりの世界である。男の社会的な能力とは思ひやりの能力である。

 

感傷といふものが女性的な特質のやうに考へられてゐるのは明らかに誤解である。感傷的といふことは男性的といふことなのだ。

 

男が金をほしがるのはつまり女が金をほしがるからだといふのは真理だな。

 

愛するということにかけては、女性こそ専門家で、男性は永遠の素人である。

 

人間を一番残酷にするのは 愛されているという自信だよ。

 

男といふものは、もし相手の女が、彼の肉体だけを求めてゐたのだとわかると、一等自尊心を鼓舞されて、大得意になるといふ妙なケダモノであります。

 

女性はそもそも、いろんな点でお月さまに似てをり、お月さまの影響を受けてゐるが、男に比して、すぐ肥つたりすぐやせたりしやすいところもお月さまそつくりである。

 

男性は本質を愛し、女性は習慣を愛する

 

神聖なものほど猥褻だ。だから恋愛より結婚のはうがずつと猥褻だ。

 

裏切りは、かならずしも悪人と善人のあひだでおこるとはかぎらない。

 

善意も、無心も、十分人を殺すことのできる刃物である。

 

精神分析を待つまでもなく、人間のつく嘘のうちで、「一度も嘘をついたことがない」といふのは、おそらく最大の嘘である。

 

あらゆる種類の仮面のなかで、「素顔」といふ仮面を僕はいちばん信用いたしません。

 

理想的な「他人」はこの世にはないのだ。滑稽なことだが、屍体にならなければ、人は「親密な他人」になれない。

 

寡黙な人間は、寡黙な秘密を持つものである。

 

「強み」とは何か。知恵に流されぬことである。分別に溺れないことである。

 

人間、正道を歩むのは却つて不安なものだ。

 

正しい狂気といふものがあるのだ。

 

潔癖さといふものは、欲望の命ずる一種のわがままだ。

 

この世に一つ幸福があれば必ずそれに対応する不幸が一つある筈だ

 

ほしいものが手に入らないといふ最大の理由は、それを手に入れたいと望んだからだ。

 

幸福つて、何も感じないことなのよ。幸福つて、もつと鈍感なものよ。幸福な人は、自分以外のことなんか夢にも考へないで生きてゆくんですよ。

 

無神論も、徹底すれば徹底するほど、唯一神信仰の裏返しにすぎぬ。無気力も、徹底すれば徹底するほど、情熱の裏返しにすぎぬ。

 

芸術家といふのは自然の変種です。

 

どんなに平和な装ひをしてゐても「世界政策」といふことばには、ヤクザの隠語のやうな、独特の血なまぐささがある。

 

なぜ大人は酒を飲むのか。大人になると悲しいことに、酒を呑まなくては酔へないからである。子供なら、何も呑まなくても、忽ち遊びに酔つてしまふことができる。

 

若さが幸福を求めるなどといふのは衰退である。

 

自分の顔と折合いをつけながら、だんだんに年をとってゆくのは賢明な方法である。

 

青年の苦悩は、隠されるときもつとも美しい

 

個人が組織を倒す、といふのは善である。

 

崇高なものが現代では無力で、滑稽なものにだけ野蛮な力がある

 

何を守ればいいんだと。ぼくはね、結局文化だと思うんだ。

 

精神を凌駕することのできるのは習慣という怪物だけなのだ。

 

この世のもっとも純粋な喜びは、他人の喜びをみることだ。


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