[コラム] 2017.11.03 文化の日

投稿日:2017-11-03 更新日:

今日の厳選コラムを深堀解説!

<スポンサーリンク>

今日は「文化の日」

気持ちがいいほどの快晴。久しぶりに晴れた週末。そんな日にふさわしい素敵なコラムをご紹介。

WEB東奥 天地人 2017/11/3

 

小説家 葉山嘉樹の随筆 運動会の風景 

 

青空文庫 葉山嘉樹 運動会の風景

これ自体が素敵なお話。

 あくまでも蒼く晴れ上つた空であり、渓谷には微風さへもない。
表で遊んでゐる子等が「春が来た、春が来た」と唄ひ出した。

今日もそんな日。北海道には雨マークがついているが、全国的に晴れ間が広がっている。ここ関東地区も、「春を感じさせるか」と言われたら感じないが、清々しい「秋晴れ」なのは確かである。元気な子どもたちにとっては春のような気候なのだろう。

 かうして、一日楽しく明治節を祝つた。
明日からまた稲扱きに寸暇もない。そして直ぐに麦蒔きである。
かうして農民は、全力を上げて増産にいそしんで、子供と一緒に娯しんでゐるのである。

秋の収穫は多忙を極めると聞く。自給自足の時代からすれば、1年間の命運がかかった時期。

収穫と言えば、最近盛り上がりがすごい、先日の「ハロウィン」を連想するだろうか。

しかし、日本には本物の収穫祭の日があることを忘れてはいけない。祝祭日である「勤労感謝の日」。ルーツは宮中祭祀のひとつ新嘗祭とされている。

天皇が五穀の新穀を天神地祇に勧め、自らもこれを食し、その年の収穫に感謝する行事。飛鳥時代の皇極天皇の時代に始まったものである。

第二次世界大戦後のGHQの占領政策によって天皇行事・国事行為から切り離される形で改められたものが現在の「勤労感謝の日」だそう。勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日。

近年、「祝日=会社がお休み!いぇーい!の日」になりつつあるが、本当はその全てに由来があり、意味がある。来る11月23日は、食べ物に困らない今の時代に感謝しながら過ごそうと思う。

いや、といっても、今日は「文化の日」

 

「文化の日」について

 

明治天皇在位の時代から1947年(昭和22年)までは、明治天皇の誕生日(天長節、明治節)として祝われた日。シンプルに、明治天皇のお誕生日。

同時に日本国憲法が公布された日でもあり、その日本国憲法が平和と文化を重視していることから、「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」とも本コラムに記載がある。

「自由の日」でも「平和の日」でもよかったのかもしれないが、そこもまたGHQが絡んで今の名前になっているとか。

ちなみに、本来の由来に合わせ明治の日に改称しようという運動もあるそう。民間団体「明治の日推進協議会」が主体で署名運動なども行っているとのこと。

名前はなんでもいいが、「意味」だけは国民全員が把握し、それぞれの想いを持った日であればと思う。

 

「特異日」について

 

本日「文化の日」は晴れの特異日だそう。

特異日については、1920年代にドイツの気象学者アウグスト・シュマウスが研究した。

「その前後の日と比べて偶然とは思われない程の高い確率で、特定の気象状態(天気、気温、日照時間など)が現れる日」のことで、世界的に認められた概念でもあり、英語では「シンギュラリティ」(singularity)と呼ばれているそう。

 

「日本国憲法」について

 

「憲法改正」という言葉はもうほぼ毎日のように聞く。大人たちは知らずに生きていることはないだろうが、子どもたちはどうだろうか。

「日本国憲法」って、結局何がいいたいの?を簡単に説明しておく。

 

三大原則

①国民主権 -国民が主役!-

第一条
天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く

 

②基本的人権の尊重 -みんな自由!-

第十三条
すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

 

③戦争放棄 -戦争はしない!-

第九条
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない

 

つまり、国民が主役であり、国民各々は自由であり、国としては戦争を放棄する。

 

加えて、

第二十五条
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

だから、この日本国憲法が公布された日である「文化の日」の定義は「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」となった。ちなみに、この日本国憲法が施行された日は「憲法記念日」。ちょっとややこしい。

 

 

まとめ

 

今日、文化の日は「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」。そして、「晴れの特異日」。平和な秋晴れの下、平和について考えてみようじゃないかと。

憲法は複雑で、そこに全てが書かれているわけではなく、書かれている文章に対する「解釈」が必要になるからこれだけ多くの大きな議論がなされる。

平和についても難しい。「武器を持たない」ことが平和なのか、「外国に負けない」ことが平和なのか、それは各個人によってまた違うだろう。

平和についての議論がもはや平和じゃないくらい加熱してきている。今日のこの清々しい空を守るために、一国民に何ができるのだろうか。国に何を求めればいいのだろうか。そんなことを考える日にしたい。

とはいいつつ、会社がお休み!学校もお休み!天気も最高!いぇーい!というだけの方が心は平和だ。なんだかんだ、私はそういう日にしようと思う。

<スポンサーリンク>

-未分類

Copyright© ReRelish , 2020 All Rights Reserved.